こんばんは。五月雨です。
今回はLinuxGSMを使いつつ、forgeが有効なMinecraftサーバーをインストールしていきます。
通常、LinuxGSMではforgeがサポートされていません。
そのため一部LinuxGSMの機能が使えません(たとえば自動アップデート)
また、この解説については後日動画で改めてYoutubeに投稿する予定です。
この手順ではOSにUbuntuが使用されている前提で進めます。
Step1. LinuxGSMの準備をする。
LinuxGSMを使ってサーバーを構築する前にいくつか手順を行う必要があります。
Step1-1 LinuxGSMの動作に必要なソフトウェアを追加する
サーバーに管理者権限を持つユーザーでログインし以下のコマンドを実行します。
このコマンドを実行することで、MinecraftとLinuxGSMの動作に必要なソフトウェアがサーバーに追加されます。
sudo dpkg --add-architecture i386
sudo apt update
sudo apt install curl wget file tar bzip2 gzip unzip bsdmainutils python3 util-linux ca-certificates binutils bc jq tmux netcat openjdk-21-jre lib32gcc-s1 lib32stdc++6 libsdl2-2.0-0:i386 pigz
Step1-2 Minecraftを実行するユーザーを作成する
Minecraftサーバーを実行する専用のユーザーを作成します。
以下のコマンドを使用することでユーザーを作成し、作成したユーザーに操作を切り替えます。
パスワードなどは適切に決定してください。
sudo adduser mcserver
sudo su - mcserver
Step1-3 LinuxGSMをインストールする。
以下のコマンドを実行することでLinuxGSMをインストールできます。
LinuxGSMのインストールが完了すると、Minecraftサーバーのインストールが可能になります。
curl -Lo linuxgsm.sh https://linuxgsm.sh
chmod +x linuxgsm.sh
bash linuxgsm.sh mcserver
Step2 Minecraftサーバーをインストールする
LinuxGSMの準備が出来たのでMinecraftサーバーをインストールします。
Step2-1 バニラ状態のMinecraftサーバーをインストールする
まず、LinuxGSMをつかってバニラ状態のMinecraftサーバーを用意します。
以下のコマンド1つでインストールできます。
./mcserver install
Step2-2 forgeをインストールする
次に、forgeを導入します。
以下のコマンドを順番に実行することでforgeがインストールされます。
以下コードの<version>はインストールするforgeのバージョンに置き換えてください。
例:1.20.2 – 48.1.0の場合は以下のような形になります。
wget https://files.minecraftforge.net/maven/net/minecraftforge/forge/1.20.2-48.1.0/forge-1.20.2-48.1.0-installer.jar
#インストール先へ移動
cd ~/serverfiles
# Forgeインストーラのダウンロード
wget https://files.minecraftforge.net/maven/net/minecraftforge/forge/<version>/forge-<version>-installer.jar
# Forgeのインストール
java -jar forge-<version>-installer.jar --installServer
Step2-3 LinuxGSMの起動設定を変更します
LinuxGSMの起動設定はデフォルトのままだとバニラのサーバーが起動します。
forgeサーバーを起動するように変湖が必要です。
以下のコマンドでファイルを編集します。
nano ~/lgsm/config-lgsm/mcserver/mcserver.cfg
開いたファイルに以下の設定を書き足します。
#preexecutable="java -Xmx${javaram}M -jar"
#executable="./minecraft_server.jar"
preexecutable=""
executable="./run.sh"
## メモリ設定
javaram="4096M"
Step2-4 サーバーを起動し、動作を確認します。
サーバーの起動は以下のコマンドで実行できます。
cd ~
./mcserver start
Step3 Modを導入する
forgeの導入が完了したのでModを入れていきます
Step3-1 Modフォルダを作成する。
すでに、modsフォルダがある場合は手順の実行は不要です。
次に進んでください。
最初にModを導入する場合、Modを入れるフォルダがありませんので作成します。
以下のコマンドで作成できます。
cd ~/serverfiles
mkdir -p mods
Step3-2 Modを配置する。
作成したフォルダにダウンロードしたmodファイルを配置します。
Step3-3 サーバーを再起動する
modを追加、削除した場合Minecraftサーバーを再起動する必要があります。
以下のコマンドで再起動できます。
./mcserver restart
以上で、LinuxGSMをつかってインストールしたMinecraftサーバーにModを導入できるようになりました。
以降はLinuxGSMの死活監視や自動再起動機能などを設定し、快適なマルチプレイ環境をお楽しみください。
では、今回はここまで。また次回お会いしましょう。