LinuxGSMを使ってModが使えるマイクラサーバーを作る。

投稿者: | 2024年5月19日

こんばんは。五月雨です。
今回はLinuxGSMを使いつつ、forgeが有効なMinecraftサーバーをインストールしていきます。

Step1. LinuxGSMの準備をする。

LinuxGSMを使ってサーバーを構築する前にいくつか手順を行う必要があります。

Step1-1 LinuxGSMの動作に必要なソフトウェアを追加する

サーバーに管理者権限を持つユーザーでログインし以下のコマンドを実行します。
このコマンドを実行することで、MinecraftとLinuxGSMの動作に必要なソフトウェアがサーバーに追加されます。

sudo dpkg --add-architecture i386
sudo apt update
sudo apt install curl wget file tar bzip2 gzip unzip bsdmainutils python3 util-linux ca-certificates binutils bc jq tmux netcat openjdk-21-jre lib32gcc-s1 lib32stdc++6 libsdl2-2.0-0:i386 pigz

Step1-2 Minecraftを実行するユーザーを作成する

Minecraftサーバーを実行する専用のユーザーを作成します。
以下のコマンドを使用することでユーザーを作成し、作成したユーザーに操作を切り替えます。
パスワードなどは適切に決定してください。

sudo adduser mcserver
sudo su - mcserver

Step1-3 LinuxGSMをインストールする。

以下のコマンドを実行することでLinuxGSMをインストールできます。
LinuxGSMのインストールが完了すると、Minecraftサーバーのインストールが可能になります。

curl -Lo linuxgsm.sh https://linuxgsm.sh
chmod +x linuxgsm.sh
bash linuxgsm.sh mcserver

Step2 Minecraftサーバーをインストールする

LinuxGSMの準備が出来たのでMinecraftサーバーをインストールします。

Step2-1 バニラ状態のMinecraftサーバーをインストールする

まず、LinuxGSMをつかってバニラ状態のMinecraftサーバーを用意します。
以下のコマンド1つでインストールできます。

./mcserver install

Step2-2 forgeをインストールする

次に、forgeを導入します。
以下のコマンドを順番に実行することでforgeがインストールされます。

#インストール先へ移動
cd ~/serverfiles

# Forgeインストーラのダウンロード
wget https://files.minecraftforge.net/maven/net/minecraftforge/forge/<version>/forge-<version>-installer.jar

# Forgeのインストール
java -jar forge-<version>-installer.jar --installServer

Step2-3 LinuxGSMの起動設定を変更します

LinuxGSMの起動設定はデフォルトのままだとバニラのサーバーが起動します。
forgeサーバーを起動するように変湖が必要です。
以下のコマンドでファイルを編集します。

 nano ~/lgsm/config-lgsm/mcserver/mcserver.cfg

開いたファイルに以下の設定を書き足します。

#preexecutable="java -Xmx${javaram}M -jar"
#executable="./minecraft_server.jar"
preexecutable=""
executable="./run.sh"
## メモリ設定
javaram="4096M"

Step2-4 サーバーを起動し、動作を確認します。

サーバーの起動は以下のコマンドで実行できます。

cd ~
./mcserver start

Step3 Modを導入する

forgeの導入が完了したのでModを入れていきます

Step3-1 Modフォルダを作成する。

最初にModを導入する場合、Modを入れるフォルダがありませんので作成します。
以下のコマンドで作成できます。

cd ~/serverfiles
mkdir -p mods

Step3-2 Modを配置する。

作成したフォルダにダウンロードしたmodファイルを配置します。

Step3-3 サーバーを再起動する

modを追加、削除した場合Minecraftサーバーを再起動する必要があります。
以下のコマンドで再起動できます。

./mcserver restart

以上で、LinuxGSMをつかってインストールしたMinecraftサーバーにModを導入できるようになりました。
以降はLinuxGSMの死活監視や自動再起動機能などを設定し、快適なマルチプレイ環境をお楽しみください。

では、今回はここまで。また次回お会いしましょう。

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